舌がん手術当日とその後(2018年12月頃)

舌癌サバイバル記

舌がん手術当日とその後(2018年12月頃)

はじめに

前回の記事では、入院〜術前検査までの流れを書きました。今回は、いよいよ手術当日の様子と術直後について、当時の記憶と記録をたどりながらまとめてみます。

手術当日の朝

前日も普通に寝て、いつも通りの起床。特に寝れなかった記憶はないです。手術は8時30分スタートのため、2時30分からは絶食、水も飲まないようにとのことでした。

当日朝の義父との会話は特に覚えていませんが、あとはよろしくお願いしますと伝えたかと思います。不思議なほど、気持ちは穏やかでした。必要以上に怖がることもなく、「なるようになる」という自然体の感覚だったのを覚えています。事前の説明で麻痺が発生する可能性があると聞いていたので、それは困るなぁと思ったぐらいですね。

「さよなら、私の舌」ということで写真をパチリ


手術室へ、そして麻酔

時間になり手術室に義父と向かい、「行ってきます」と伝え別れました。手術室に入ると看護師さんからこちらに座ってくださいということで廊下みたいなところに座りました。すると、もう一人の方が座りました。どなたかな?と思ったら同じ時間で手術を受ける方でした。看護師さんから名前を呼ばれ手術について簡単に説明を受けました。これもおそらく日本では無いことでしょうね。。。

案内された手術室に入ると、ドラマでよく見るような手術室でした。院内の暗めな感じとは違い、非常に立派な施設でした。

手術台に横になり、Drから声を掛けられました。その後、麻酔を吸い込み「麻酔ってどんなものかな?」と考えている間に意識が無くなり、手術が開始されていました。


手術内容と想定されたリスク

手術は腫瘍部分の切除とリンパ節への転移が無いか確認するため一部のリンパ節を切除するもの。全身麻酔で行われました。腫瘍部分を切除後、残っている舌の部分を縫合する予定で手術時間はおよそ3から4時間程度とのこと。ただ、場合によっては足の一部の筋肉組織などを移植し舌部を再建する可能性もあるとのことでした。


術後の目覚め

麻酔から覚めたときには、あまりにもぼーっとしていました。ただ、目が覚めたなというのと、顔のあたりに管が付けられている感じはしました。

義父から声を掛けられ、ひとまず手術は無事終了したと聞きました。頷くだけで喋ったりはできなかったです。

その後も、口の中に溜まった血液などを吐きながら(確かそんな感じだった)、側臥位になっていました。

痛みはまだこの時は無かったですが、なんだか苦しかった感覚があります。麻酔が効いていたのですが、体全体が重苦しい、普通とは違う感じでした。

とにかく、しばらくはぼーっとしていたのと違和感を感じるという状態がしばらく続いてました。

なお、手術は4時間オーバーで13時ごろに終了していたようです。


今振り返って思うこと

初手術ということで、何もわからないということが逆に不安がなかった要因かもしれません。変に知識があると比較や予測をして不安になることが私にはあります。しかし、この手術に関しては全くそのような点は無かったです。

また、事前に今回執刀するDrは年間300件以上という件数の執刀をされていると聞いてました。そのため、中国という自分にとっては異国ではありましたが、信頼してお願いできたのも不安が無い一因だったかもしれません。


次回予告

「術後のリハビリと退院までの日々」について綴っていきたいと思います。

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