舌癌サバイバル記 〜はじめに〜
はじめに
舌癌。
私は2018年、この病気と診断されました。
タバコは吸わず、お酒も人付き合い程度にたしなむくらい。家族にも舌癌を患った者はいません。まさか自分が、という思いが今でも残っています。
当時、私は中国に住んでおり、日本には帰国せず現地で手術を受ける選択をしました。それからはや数年。医療関係者の方々の絶大なサポート、そして数々の「不思議なご縁」に支えられ、私は今日までサバイバルしてきました。
情報が足りなかった、あの頃の私へ
舌癌と診断された当初、私はインターネットや書籍で必死に情報を探しました。けれど、当事者による体験記や、実際の経過がわかる情報は本当に少なかったのです。
このブログ「舌癌サバイバル記」は、そんな当時の私のように不安の中にいる方のために書いていきます。
もちろん、私は医師ではありませんので、専門的な医学知識や最新の治療法をご紹介することはできません。でも、「一人の患者」として、何に悩み、どう向き合い、どう乗り越えてきたかは、これから同じ道を歩む方の一助になると信じています。
私の舌癌歴(簡易年表)
2018年
-
舌の裏にできた口内炎のようなできものが治らず近医を受診、「潰瘍」と診断
-
改善しないため口腔外科専門の医院で再受診 ⇒ 即生検 ⇒ 舌癌と診断
-
大規模病院にて舌の一部を切除
2020年
-
リンパ節への転移が発覚 ⇒ 手術(頸部右側の神経・甲状腺・唾液腺・舌下腺などを摘出)
-
化学療法+放射線療法のため入院
-
以降、再発はなし。現在も経過観察中
これから書いていくこと
今後、このブログでは以下のような内容を発信していきます。
-
舌癌がどうやって発見されたのか
-
手術や治療の様子(中国と日本)
-
治療中・退院後の食生活
-
再発や抗がん剤、放射線治療の経験
-
仕事や日常生活で感じた困りごとをどうやって乗り越えてきたか
-
食べやすかったレシピなど
また、ご質問やご感想などもぜひお寄せください。私の経験でお応えできることがあれば、できる限りお答えします。
最後に
舌癌と聞いて、不安にならない人はいないと思います。
でも、「これだけのことができる」「生きていける」ということを、私は伝えたい。
できないことよりも、「できること」に目を向けて。
このブログが、誰かの心にそっと灯りをともせたら嬉しいです。
次回予告
「どうやって舌癌が発症したか?最初の違和感から診断まで」
コメント